
富山県繊維協会は、お陰様で設立30周年を迎えることができました。この30年、繊維産業もグローバル化の波の進展や、消費の低迷に加え流通業の大変革への適応など、我が国をめぐる内外の環境は急激に変化しております。最近では少子高齢化による人材確保難、また働き方改革や情報技術の進展など、対応すべき課題が目白押しです。
協会事業として、事業者の自主・自立の精神の下、魅力ある新商品・新技術の開発支援や販路開拓の支援を行っています。また産地の未来を担う人材育成として「とやま繊維経営塾」を継続開講し業界の発展に貢献しています。激変する経営環境の中にあって、連携協力の重要性がますます高まっており、本協会に求められる役割も多様化し、対応する課題を常に見直す必要があります。
富山県独自の「高機能産業資材・生活提案型衣料など、国際競争力のある繊維産業」達成のための担い手として「豊かな社会、快適な生活を目指して」をキャッチフレーズに業界並びに地域社会の発展に貢献していきます。
会長 西田 明男